ナスは7~8世紀ごろインドから中国を経へて日本に伝えられたと言いわれています。
古くから様々な品種が栽培されてきたことから、ナスは日本人の食卓に欠かせない重要な野菜になりました。
本来のナスの収穫期は秋ですが、今では1年中食べられるようになっています。
受じゅふん粉しなくても大おおきく育つナスには、おしべの花粉をめしべが受粉しなければ果実が大くならない性質があり、
ミツバチなどを利用して受粉しています。しかし、寒い時期には、正常な花粉ができなかったり、ミツバチの活動が弱まったりするため、
花の一に生長を早る植物ホルモンをかける「ホルモン剤処理」をする必要 がありました。
ホルモン剤処理は、生産者がナスを育てるのに必要な全体の作業時間 のうちの約3割にもおよんでおり、
生産者の作業を楽にする品種が求められていました。そこで、「独農研機構野菜茶業研究所」は、
ミツバチによる受粉 やホルモン剤処理をしなくても正常に実が大きくなる性質「単為結果性」を持ったナス品種「あのみのり」を育成しました。
日本人好みのおいしい品種「あのみのり」は、イタリアの単為結果性品種を親にして日本人の好みに合うように改良した品種で、
見た目も良く、大へん変ナスです。花粉ができにくい寒い時期きには食べやすい種なし果実となり、きれいな漬物ができると評判になっています。
「あのみのり」はホルモン剤処理やミツバチの利用にかかる費用や全体の作業時間を削減できるため、生産者にとっても「おいしい」ナスといえます。
北海道発 野菜ごろごろスープカレー
材料
<4人分>
・鶏もも肉200~250g
・玉ねぎ
(みじん切り)1/2個
・にんじん1/2本
・なす1本
・じゃがいも1個
・ピーマン2個
・ゆで卵1個
・バター20g
・クミンシード
(ホール)小さじ1
・バジル小さじ1~2
・おろしにんにく小さじ1/2
・カレー粉大さじ3
【A】
・コンソメ(固形)1個
・水700ml
・ローレル
(ホール)1枚
【B】
・スパイスソース
ウスター大さじ1
・トマトケチャップ大さじ2
・塩適量
・砂糖適量
・サラダ油適量(揚げ用)
栄養価
・カロリー500kcal
・たんぱく質22.4g
・脂質30.2g
・炭水化物32.6g
・ナトリウム量1381mg
・食塩相当量3.5g
1 鍋にバターを入れ、クミンシードを香りが出るまで炒めます。
いったん火を止め、鍋の中の温度か少し下がったら、おろしにんにく、バジルを加えて
弱火にかけて香りを引き出します。
2 玉ねぎを加え、じっくりと色づくまで炒めます。
3 食べやすい大きさに切った鶏肉を入れて炒め、カレー粉を入れて全体になじませます。
4 【A】を加えて、アクを取りながら20~30分程度煮込みます。
5 にんじん、なすは縦に4つに切り、じゃがいも、ピーマンは半分に切ります。
じゃがいも、にんじんは下ゆでします。
6 【5】を素揚げします。ゆで卵は半分に切ります。
7 【4】に【B】を加えて味を調え、器に盛り、【6】をトッピングします。
調理時間45分